第二次世界大戦に使われた飛行場の跡地にすでにベースなる施設を建設しているが、拡張計画ではそこに新たな施設を3棟建設し、16キロものテストコースも建設するという、かなり大掛かりなものだ。
・2000人超が働く場所に
開発拠点となるのは英国南部のウィルトシャーにあるハラビントン飛行場跡地。すでに400人ほどがそこで働いているが、拡張後は2000人超が働けるようになる。研究・開発施設のほかに、レクレーション施設やカフェなども併設される。
・投資額290億円
しかし何と言っても注目されるのは、試験走行専用のトラックの設置。長さは16キロで、ハンドリングや運動性能、最大スピード、オフロード能力など、それぞれを試すセクションが設けられる予定だ。当然のことながら、車を開発するにはそうした性能テストが必須で、それらを1カ所でできるというのは開発のスピードアップにつながると考えられる。
発表によると、拡張を含め開発施設の建設にかかる投資額はトータルで2億英ポンド(約290億円)となる見込みとのこと。
ダイソンCEOのJim Rowan氏は、「高度なスキルを要する仕事を創造しつつ、ワールドクラスのテスト施設になることを願っている」と話し、2020年の出荷に向け意気込みを見せている。
Dyson