しかし、そんな一般常識が覆る画期的な次世代ドローンがKickstarterで注目を集めている。それが、水空両用ドローン「SPRY」だ。
・水面からの離陸が可能
まずSPRYはコントローラーを含めて完全防水となっているため、湖や海に落下させても全く問題ない。従来のドローンだと水に落とすと故障してしまうことがほとんどなので、これだけでも大きなポイントといえる。さらに、本体は水面に浮く仕様になっているから驚きだ。つまり、湖や海に落としてもすぐに見つかるだけでなく、なんなら水面からの離陸も可能だということだ。
耐久性も高いようで、水面にドローン本体を放り投げ、その場からサッと離陸させる様子がデモ動画で流れている。これにはさすがに驚いた。
・潜水ドローンにも!
それだけではない。このドローンはなんと潜水利用も可能。本体を上下逆転させ、4つのプロペラを水中側に向けると、そのまま潜水モードとして潜らせることができる。ビデオカメラは4K/30FPS対応で、写真は1200万画素、飛行速度は時速70kmと、ドローンとしての性能もかなり高い。もちろんコントローラーにはしっかりとモニターもついているので、海水浴をしながら水中のきれいな景色を撮影するのもよいだろう。
SPRYは1台769ドル(約8万5200円)から出資注文が可能で、キャンペーンは2018年10月1日まで実施されている。未来のドローン市場に新たな変化を生んでくれそうな、画期的なドローンといえるだろう。
執筆:Doga
SPRY/Kickstarter