Techableでも以前紹介した、家庭用ロボットの「Temi」がいよいよ10月1日に1500ドル(約16万6000円)で発売される。
・動き回るタブレット
Temiは頭部にタブレット様のスクリーンを持ち、さながら動き回るタブレット。すでにスマートスピーカーやスマートハブを利用している人なら、音声で情報収集したり家電を操作したりするのに慣れているだろうが、同じ様なことがTemiでもできる。音楽を流したり、照明のオンオフを操作したりというのは朝飯前。Temiにはスクリーンがあるので、「◯◯にテレビ電話して」「カルボナーラのレシピ動画をみせて」といったリクエストにも応じてくれる。
・フォトグラファーとしても
最近はアシスタント機能付きのスマートディスプレイもちらほら出ているが、それらと違いTemiの場合、自力で動き回ることができる。なので、「写真を撮って」と言えば近くに来て撮影してくれ、外出先からTemiに「子どもはどんな様子?」と聞くと、留守番中の子どもを探し出してその様子を映像でレポートしてくれる。
忙しい人なら、Temiにお供をさせながら動き回りつつビデオを観る、という使い方もできる。
・12月出荷開始
Temiは現在、英語と中国語のみの対応だが、さらに25言語をサポートするようになる見込み。すでに生産が始まり、12月からの出荷を計画している。おそらく、クリスマスシーズンを意識してのことだろう。16万円超なので決してお安くはないが、一方でiPhone Xなどハイスペックスマホが10万円超することを考えると、高すぎるわけではないとも言える。
スマホが出回り始めた頃は“高級品”的な存在だったが、今では1人1台は持っているのが当たり前。家庭用ロボットもそうなるのかもしれない。
Temi