前モデルのWH-1000XM2に比べてより広い周波数に対応し、ノイズ低減機能が4倍になったという。
・ノイズ低減を自動調整
ノイズ低減の大幅なレベルアップは、新たに開発したプロセッサQN1に寄るところが大きい。街の喧騒や交通騒音などをシャットアウトしてくれる。といっても完全に外音をシャットアウトするわけではないのがポイントだ。状況によりノイズ低減が自動的に調整され、たとえば駅のプラットフォームではアナウンスが聞こえるようにしたり、音楽を聞いていても周囲音は入ってくるようにしたりする。どれくらい聞こえるようにするか、モバイルアプリでカスタマイズすることも可能だ。
・10分の充電で再生5時間分
充電の端子がUSB-Cになったのも見逃せない。これにより充電スピードがアップし、ものの10分で再生5時間分がチャージできる。ちなみにフル充電すると、ノイズキャンセリングやBluetoothをオンにした状態で30時間使用できる。また、右側のイヤーカップを触って音量を調整したり、曲送りしたりできるなど、操作性も向上している。
前モデルよりかなり進化したWH-1000XM3だが、価格は据え置きの349.99ドル(約3万9000円)。ヘッドホンの購入を検討している人にとって有力な選択肢となりそうだ。
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