すでに北米で販売していて、来年には世界20カ国で展開する見込み。
・位置情報で聞こえを調整
人それぞれに聞こえの能力は異なる。得意とする音域、そうでない音域があるが、不得意とする音を拾うのをサポートすることでより自然な聞こえになる。こうした機能は最近の補聴器やそれに類似するイヤホンに搭載されるようになっているが、それに加えてLivio AIには専用のアプリがあり、スマホの位置情報を元にロケーションに応じて連動させることが可能だ。
つまり、繁華街や駅など騒音があるようなところでは相応のチューニングになる。
・活動や会話の頻度をチェック
また、斬新なのが、身体と脳の健康状態をモニターする機能。といっても血圧や脳波など医学的なデータを用いるのではなく、活動や会話の頻度などから社会的な活動量を推し量るというもの。つまり、運動をしたり話したりする機会が多ければ、脳の認知機能をよく使い、心身の健康にもいい状態を保っているということになる。
もう一つ、便利なのがAlexaの音声操作に対応し、言語翻訳機能も備えていること。これは家で、旅先でとかなり使える機能だろう。
補聴器というと聴覚に障がいを抱えている人のためのもの、というイメージが先行するが、Livio AIは「やや聞こえづらいシーンがある」という人にも良さそうだ。
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