そのトレーラー、車などで牽引されるのが一般的だが、ドイツのメーカー、デスレフが開発中なのはソーラーパネルとバッテリーを搭載したタイプ。
トレーラーそのものが自力で走れるので牽引車への負担が軽減され、また馬力の小さな車でも牽引できるのがメリットだ。
・80kWのバッテリー搭載
トレーラーの名称は「E.Home Coco」。リチウムバッテリーを搭載し、容量は80kWとTeslaのモデルSのものなどより大きい。ルーフのソーラーパネルで発電した電気がバッテリーに蓄えられ、そこから各ホイールに内蔵された40kWのモーターへと電気が送られる仕組みだ。
ハンドルなどはないので、あくまでも牽引されるのが前提となっているが、モーターで走るので方向性だけを牽引車に頼る形となる。ただし、キャンプ地などで牽引車から引き離されてから、簡単な方向転換などはアプリで操作できる。
・アプリで駐車を操作
また、ソーラーパネルで発電される電気は、走行そのものだけでなく、室内のライトや家電などの電源ともなる。オプションでエアコンやヒーティングシステムを搭載することができ、ガス発電機を使用したときより騒音が抑制できるというメリットもある。現段階でこのトレーラーがいつ発売されるかは明らかにされていないが、来年上半期には効率性テストなどが行われる見込みだ。
Dethleffs