そのEタイプのEVを製造する、とJaguarが正式発表した。2020年の初納車を見込んでいる。
・従来車の変換も
Jaguarは昨年、「E TYPE ZERO」としてコンセプトを発表していて、今回、本格生産に向けゴーサインが出たことになる。Jaguarファンにとっては待望のニュースだろう。また、すでにEタイプを所有している人にとっても耳寄りな情報が含まれている。それは、従来のEタイプをEV車へと改造する作業も行うというものだ。
生産・改造などの作業は、通常のEタイプが保存されているJaguarクラシック施設で行われ、電動Eタイプの最初の納車は2020年夏の予定だ。
・I-PACEをベースに
電動Eタイプの特徴は、通常のEタイプと外観や性能が変わらないこと。電動化にあたっては、現在開発中の電動SUV「I-PACE」をベースにする。今回の発表ではスペックなど詳細は明らかにしていないが、昨年のコンセプト段階では時速0~100キロメートルの加速にはわずか5.5秒しかかからず、これはオリジナルシリーズ1 Eタイプよりも速い。
また、6~7時間で充電できる40kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は約270キロとなっている。こうした性能はあくまでもコンセプトであり、変更される可能性はある。
多くのEV車が次々と発表される中で、最近はスポーツカー、スーパーカーのEV化も目立つ。そこにEタイプも参戦するとなれば、ますます競争は激しくなりそうだ。
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