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Tech 不気味?リアル?日本人アーティストが開発したヒューマノイドヘッドが話題に

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不気味?リアル?日本人アーティストが開発したヒューマノイドヘッドが話題に

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カナダのバンクーバーで、8月12日から16日まで開催された最先端のCGイベントSIGGRAPH 2018。期間中、注目を集めたのが、日本のアーティスト藤堂高行氏が製作したヒューマノイドヘッド「SEER」。あまりにも豊かな表情に、有名ITメディアの記者も、舌を巻いたという。

・2つのモードでエモーショナルな表情を再現

「今まで見た中で最も表現力のあるロボット」と、評された本品。搭載された2つのモードによって、人間の子どものような表情を再現する。

1つ目は、ロボット自身が顔のパーツを動かすことで、さまざまな表情を作るアイコンタクトモード。もう1つは、疑似モードで、間近で見ている人の顔の動きをトラッキングし、リアルタイムで反映することができるというもの。いずれも、内部に組み込んだセンサーによって、稼働する。2つのモードは交互に行われ、映し出す対象がいる場合は疑似モード、近くに誰もいなければ、アイコンタクトモードが働くようになっている。

・商業利用の予定はなし?

開発者の藤堂氏がめざしたのは、「ロボット(またはコンピューター)が人間同様の心や感情を得るか」という哲学的テーマに対する答えではなく、人間が作り出す意識的感情を描くこと。今回のイベント出品も、あくまでアートプロジェクトとして披露したに過ぎない。

しかし、この素晴らしい技術が、ロボティクスの未来に、一筋の明るい光をもたらしたことは間違いないだろう。「SEER」の活躍を願う。

SEER/takayukitodo.com

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