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Start Up ソーラー発電で走行30キロ分の電気がまかなえ、最高時速140キロが出るEV「Sion」、来年発売

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ソーラー発電で走行30キロ分の電気がまかなえ、最高時速140キロが出るEV「Sion」、来年発売

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環境への負荷を軽減しようと、車はいまガソリンやディーゼルから電気へと移行しつつある。その電気自動車(EV)よりもさらに一歩先をいく車が、ドイツ・ミュンヘンのスタートアップSono motorsが開発中の「Sion」。

なんと、車のボディに貼り付けられたソーラーパネルで発電し、その電気で走るという究極のエコカーだ。2019年の発売を控え予約を受け付けているが、すでに6933件ものオーダーが入っている。

・ソーラー発電で30キロ走る

SionはそもそもEVだが、ボンネットやルーフなど車体のいたるところにソーラーパネルを貼り付けている。これにより、ソーラー発電で1日に30キロ走行分の電気を賄えるという。

もし通勤や通学など近距離の移動にしか車を使わないなら、使用するかなりの電気がソーラー発電で間に合うことになる。つまり、充電回数を減らせるわけだ。

ちなみに搭載バッテリーによる航続距離は250キロとなっている。

・バッテリーを急速充電

スペックはというと、5ドアの5人乗り。全長4.1メートルで、80kWモーターを搭載し、最高スピードは時速140キロとなっている。

出力50 kWの急速充電施設を使えば、バッテリーの80%を30分で充電できるという。

気になるお値段だが、車本体の価格は1万6000ユーロ(約205万円)。ここにはバッテリー代は含まれておらず、流動的ながら4000ユーロ(約51万円)ほどになるとのこと。2019年からはバッテリーのレンタルも開始する予定だ。

走ったり屋外駐車したりするだけで発電できるこの最新エコカー、EVのバッテリー大容量化や充電の高速化とはまた違う魅力を消費者にアピールできそうだ。

Sono motors

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