しかし、米サンフランシスコ拠点のスタートアップが開発中なのは、そうした機能をもたせることができる肌に貼り付けるだけのシール型タトゥー「LogicInk」。用途に合わせてプログラム可能なのだという。
・浴びたUV量をモニター
このタトゥーは、汗や肌の代謝、周囲の環境状態を測定するセンサーを内蔵することで、そのデータを元にタトゥーの色を変化させ、ユーザーに注意を促すというもの。第一弾として、UV量をモニターする機能をもたせたタトゥーを開発。こちらは手の甲など露出する部分に貼っておけば、浴びたUV量に伴い色が変わっていく。
サークル状のラインが完全にピンク色になると、1日に必要な日差しを浴びたことを示す。つまり、必要以上に日差しを浴びすぎないようにして皮膚がんを予防する、という使い方ができる。
・アルコール摂取にも
また第二弾として、こちらはまだプロトタイプだがアルコール摂取を感知する機能を持たせるタイプを開発中だ。UVモニターと同様に、過剰摂取の予防に役立てることができる。そのほか、PM2.5のような粒子状物質の検出を行うタトゥーの開発も視野に入れているとのこと。
開発元は開発費を賄うため、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開している。現在、14ドル(約1600円)の出資でUVモニタータトゥーを入手でき、79ドル(約8800円)出資すると次のタトゥーが送られてくる。
出資は10月5日まで受け付け、目標額を達成した場合、UVモニタータトゥーは今年11月に発送される見込み。
LogicInk/Kickstarter