アメリカ、ウィスコンシン州のハイテク企業スリースクエアマーケットも、その1つ。この夏から、従業員の体内に埋めたRFID(無線周波数識別)チップによって、社内の施設やコンピューターへのログインができるシステムを採用したという。
・マイクロチップを埋めるのが当たり前になる!?
同社は、本件に関するプレスリリースを、7月下旬に配布。CEOのトッド・ウェストビー氏は、マイクロチップインプラントの可能性について、「オフィスの休憩室での商品購入、ドアの開閉、コピー機の使用、オフィスコンピュータへのログイン、電話機のロック解除、名刺の共有、医療・健康情報の管理まで、あらゆるものを動かすため、RFID技術の使用が予測される」とコメント。「この技術はいずれ標準化され、パスポートや公共交通機関はもちろん、すべての購買に、利用できるようになるだろう」と述べた。・本社従業員のうち50人近くが同意
インプラントは強制ではないが、スリースクエアマーケット内ではすでに、本社従業員80人のうち50人近くが、チップ埋没手術を受けているとのこと。ヨーロッパを中心に、じわじわと浸透しつつあるマイクロチップインプラント。SF映画の世界だけのこと、と傍観してはいられない様子。日本でもそのうち、「手首をかざしてピッ」なんて日が、遠からず来るかもしれない。
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