iPhoneに留まらず、他にもAppleではさまざまな新商品のプロジェクトが進行中のようだ。今年遅くに、新型の低価格ラップトップ、プロ仕様アップグレード版Mac miniがリリースされるのではないかというウワサだ。
Macのコンピューターは、Appleの長年の象徴ともいえる存在だが、近年は売上が落ち込み気味で、その活力材として投入されるようだ。
・新型ラップトップはMacBook Airシリーズ?
新型ラップトップは、現行のMacBook Airに似ており、スクリーン周りのベゼルがより薄くなる。ディスプレイは13インチ程度、Appleの他製品にも採用されている、より高解像度のスクリーンRetinaが搭載される見込み。MacBook Airは1000ドル(約11万円)で、高解像度スクリーンがない唯一のラップトップ。昨年のアップグレードで、より高速のプロセッサが採用されたものの、近年目立った改良はなかった。
一方、2015年に発売された12インチMacBookは1300ドル(約14万3000円)~で、一部のユーザーにとっては高価すぎて手が届かなかった。新型MacBook Airとウワサされるデバイスは、MacBookより安価なモデルを目指し、学校などの教育現場などでの導入を目指しているようだ。
というのも、HPやLenovoといった競合他社が、MacBook Airと同じ価格帯の新商品をリリースしており、徐々にシェアを占め始めている。
また、2017年のFuturesource Consulting Ltdがおこなった調査によると、GoogleのChromeを搭載した安価なラップトップChromebooksが、幼稚園~12歳までを対象とする教育現場で60%のシェアを占めており、Appleは遅れをとっているのが現状。
そういった事態の打開策として、今回のモデルが期待されている。例年にならうと、Appleは秋に新しいiPhoneモデルを3つ発売する予定で、それにあわせて10月に新しいMacがリリースされるのではないかという。
・Mac miniがプロ仕様になってバージョンアップ!
Appleでは、2014年にアップグレードされたままになっているMac miniの新モデル開発も進めており、まもなくリリースしたいという憶測もある。Mac miniはスクリーン、キーボード、マウスなしのシンプルなデスクトップコンピューターで、価格は500ドル(約5万5000円)程度。とにかく安価なのが魅力だ。新モデルでは、プロユーザー向けの仕様になり、新しいストレージ、プロセッサが搭載される見込みだが、もう少し価格が上がってしまいそうだ。
新モデルの開発に加えて、AppleではオペレーティングシステムmacOS Mojaveの開発も進めているという。ファイルソートやiPadアプリに対応する機能が搭載される見込み。同社のハイエンドモデルMac Proの新しいバージョンも、来年に発売されるとのこと。
今後のAppleの動向から目が離せない日々が続きそうだ。
Apple New Low-Cost MacBook, Pro-Focused Mac Mini