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Tech ホンダが開発するヒューマンフレンドリーなロボット「Haru」が愛され続けるための表現手法を実装!

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ホンダが開発するヒューマンフレンドリーなロボット「Haru」が愛され続けるための表現手法を実装!

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ロボットへの高すぎる期待値は、実際使ってみたときのガッカリ感につながる。とりわけ、見た目が与える期待感は厄介で、人間と同じくらいのサイズのヒューマノイドが、スマートスピーカーと同程度のことしかできなかったとしたらモヤモヤしてしまうだろう。

こうしたことから、ロボットを設計する際に、ユーザーの期待値の調整を考慮に入れることは必須だ。

Honda Research Instituteでは、コミュニケーションロボットの設計を通して、見た目や動きと機能のバランスを研究している。

・あえてユーザーの期待値を低く保つ設計

さまざまな研究により、ロボットへの期待は外観や挙動から形成されることがわかっている。また、これまで商業的に成功したコミュニケーションロボットは、ユーザーによる暗黙の錯覚を織り込んだ設計になっており、あえてミニマルなアプローチをとることも多い。

つまりコマーシャル戦略としては、ユーザーの興味を喚起しつつも期待値を低く保つような設計がポイントとなる。

一方で、ロボットの継続的な利用を促すためには、ユーザーへの感情的関与を最大化することも重要だ。

双方を実現するためにHonda Researchがとったアプローチは、アニメーターやデザイナーを設計の初期段階からチームに参加させたこと。彼らのアイデアは必ずしも実現可能なものばかりではないが、まずはエンジニアリングの制約を超えてアイデアを広げることが重視された。

・目でジェスチャー機能を代替

こうして設計された「Haru」は、さまざまな形状が検討され、最終的に人間や動物からはかけ離れたデザインになっている。

まずチームは、体のどの部分がコミュニケーションに影響を与えているかの割合を調べ、頭部、首、顔、目…などの重要なパートを見出した。

ここで、腕と手が感情的なコミュニケーションにとりわけ深く関与していると判明したが、手を組み込めば、人はロボットに高度な作業を期待してしまう。

そこでチームは、手のジェスチャー機能をロボットの目とフレームで代替。前後に動かしたり傾けたりといった機能を持たせて感情を表現している。

サイズについてもさまざまなものが試されたようで、いくつも製作されたプロトタイプが5つのサイズに絞り込まれ、チーム内の投票により現在の卓上サイズに落ち着いた。

プラットフォームとして機能する「Haru」は、今後有用なアプリケーションを探していくことになる。便利ツールを搭載した「Haru」が、教育や接客、介護などコミュニケーションが求められるあらゆる場面で活用されることが期待される。

参照元:Haru: An Experimental Social Robot From Honda Research/IEEE Spectrum

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