中国のドローンメーカーYaneecは、起動や離発着、写真・ビデオ撮影が音声で操作できるドローン「Mantis Q」を発表した。499.99ドル(約5万6000円)でプレオーダーを受け付けている。
・操作がスムーズに
カメラ性能や衝突回避機能などがフォーカスされがちなドローンだが、Mantis Qの最大の売りは音声操作に対応する点だろう。「take off(テイクオフ)」「take a picture(写真を撮って)」「return to home(元の位置に戻って)」と言うだけでその通りに動いてくれる。
ドローン操作の経験がある人ならわかるかと思うが、コントローラーに指を置き、ドローンを目で追いながらそうした操作ができるのは言うまでもなくかなり便利だ。
・飛行時間33分
またドローン撮影で気になるのが飛行時間だが、Mantis Qは33分の飛行が可能。現在はバッテリー1つが含まれるセットが499.99ドルで展開されているが、今年後半には予備バッテリー2つが付いてくるパックが649ドル(約7万2000円)で登場する見込みだ。その他のスペックとしては、カメラは4Kで下方に90度、上方に20度傾けることができる。人物の顔を検出し、ジェスチャーコントロールにも対応。トップスピードは時速70キロとなっている。
一方、デザイン面ではアームを折りたためるようになっていて、16.8×9.7×5.6センチと手のひらサイズにして持ち運びできるのもうれしい。
ドローンといえばDJIやSparkなどが有名だが、ドローンの購入を検討している人にとってこのMantis Qも有力な選択肢となりそうだ。
Yaneec