前述したTileとProtagはLoccaと同様スマートフォンなどの端末と連動するが、ガジェットと端末の距離に制限があり、Tileが100−150フィート、Protag が100フィートとなっている。それに比べ、LoccaはAGPS、GSM(デジタル移動通信システム)などを活用していて、北米とヨーロッパ内であれば荷物を追跡できる。例えば、スペインで失くした荷物の在処を、米国にいながら追跡できたりする。そして来年以降、さらにエリアを拡大する方針だ。
Loccaのもうひとつの特徴が小型ということ。開発チームによると、同種のガジェットとしては「世界最小」という。Loocca Phoneの大きさは7.3センチ×4センチ×2.2センチで60グラム。Locca Miniはさらにひとまわり小さく4.3センチ×3センチ×1.8センチ、23グラムでキーホルダーにつけて利用することもできる。Loocca Phoneは名称の通り通話もできるタイプで、特定の番号にすぐに電話をかけられる短縮ボタン機能や、緊急事態を知らせるボタンもあり、開発チームは「子どもや高齢者に持たせるのに最適」としている。
Indiegogoでは特別価格で提供していて、6カ月間の使用料込みでLocca Miniが99ユーロ、Loocca Phoneは149ユーロからとなっている。7カ月目以降は月額使用料9.9−14.9ユーロがかかる。
LoccaMini & LoccaPhone: the world's smallest and most sophisticated locators from Locca Locator on Vimeo.
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