そうしたマイナス点をカバーする自転車が、米国のスタートアップが開発した「FireFly」だ。カーボンファイバー製の軽量タイプ、しかも折り紙のようにたためるデザインなので、通勤に使ったあとはオフィスの片隅に置いておくことができる。
・トランクにも積みこめる
FireFlyは公共交通機関に持ち込んだりすることを想定してデザインされているだけあって、自転車の中央部分を折って前輪と後輪を重ねるようにしてたたむと、38×84×61センチになる。これだけコンパクトだと車のトランクにもスムーズに積み込める。たたんだ状態でラインカーのように転がして運ぶことができるのも便利だ。
・ラストマイルにうってつけ
また、ボディにはアルミではなくカーボンファイバーを採用して軽量化を図っている。軽量といっても、FireFlyは電動アシスト自転車なのでバッテリーを搭載し、全重量は18.6キロとそれなりにある。だが、長距離を電車やバスで移動し、ラストマイルを自転車で、という活用方法はありだろう。
しかもミッドドライブモーターが採用されていて、道路の状況などに合わせて9段階でスピード調整できる。坂道でもアシスト機能で楽に走行できるのもありがたい。
FireFlyは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。希望小売価格2399ドル(約26万5000円)のところ、出資額は1699ドル(約18万8000円)〜となっていて、出資はあと1カ月ほど受け付ける。
FireFly/Indiegogo