そこでこの記事では、サッカーの戦術研究に特化したパフォーマンストラッカー「T-Goal」を紹介する。
・各選手の位置取りを分析
T-Goalの真価は、11セット揃った時に発揮される。もちろん1セットのみでの使用もできるが、やはり1チームに11セットは欲しいところ。というのもこのT-Goal、フィールド上の選手の動きや位置をトラッキングする機能が備わっているのだ。試合を通してその選手がどこにいたのか、それを色やパーセンテージで専用アプリに表示する。
見た目は降水量の表示のようだ。青、緑、黄色、赤。いわゆる「ヒートマップ」である。攻撃的なポジションの選手が終始敵陣深くに切り込んでいたとしたら、相手ゴールの目前は黄色か赤に塗られる。
選手の走行速度、距離、プレイ時間、消費カロリーも算出する。これで各選手のトップスピードとスタミナもデータ化できる、というわけだ。
相手チームのDFを振り切り、見事ボールをゴールに入れたとする。だがここで問われるのは、シュート位置とそこに辿り着くまでの選手の経路。もちろん、これもアプリに表示される。スマホがあれば、そのまま試合後のミーティングに移ることができる。
・ランナーに向けた機能も
また、T-Goalはランニングトラッカーとしても活用することができる。速度、距離、心拍数、走行コースなどをデータ化してくれるため、サッカー選手だけでなくランナーにとっても重宝できる製品だ。ちなみにこの製品、イタリアのパルマFCやスペインのグラナダCF、中国の北京FCとパートナー契約を結んでいる。
T-Goalはクラウドファンディング「Kickstarter」で、105カナダドル(約9000円)から。
Kickstarter