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眼圧を簡単に測定できるようになる緑内障向けインプラント「Eyemate」が欧州で商品化

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日本人の40歳以上の20人に1人が緑内障を患うとされている。緑内障は、眼圧が上昇することで視神経を圧迫する病気で、放置しておくと最悪、失明に至る。

そうした深刻な事態を防ぐためには、眼圧をモニターすることが重要となる。しかし当然のことながら眼科に通い、眼圧を測るのは手間がかかる。そこで開発されたのが、眼圧のモニターを手軽に行えるインプラントシステム「Eyemate」だ。

・デバイスをかざして測定

Eyemateは直径12ミリのリング状のインプラントで、手術で虹彩の後ろに埋め込む。そして手に持つタイプのデバイスで眼圧を測るというシステムだ。

具体的には、デバイスを目に近づけ、デバイスから2秒間弱い電磁バルスを放出し、インプラントへとパワーを送る。するとインプラントが眼圧や温度を測定し、そのデータをリーダーに送る。

・家庭でいつでも

ユーザーは値をリーダーのデジタルディスプレイで確認でき、データはオンラインデータベースにアップロードできる。

つまり、クリニックに行かずして家庭で眼圧をモニターできるわけだ。もちろん、そうしたデータをかかりつけ医と共有することで予防や治療にいかせる。

このシステムはドイツの眼科医療機器メーカーImplandata Ophthalmic Productsとフラウンホーファー研究機構のコラボによるもので、すでに臨床試験は成功し、CE認証も取得。ドイツ、オーストリア、スイスで商品販売されている。

少子高齢化が進み、今後ますます緑内障患者が増えることが予想される日本でもこうしたインプラントの需要はかなりありそうだ。

Eyemate

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