・日経新聞社、個人クリエイター発信サイト「note」に3億円出資
その日経新聞社が、個人クリエイターの発信サイト「note」と資本業務提携をスタートした。「note」を運営するピースオブケイクが7月に実施した第三者割当増資の一部を日経新聞社が引き受け、社外取締役として、日経新聞社常務取締役の渡辺洋之氏が就任。出資額は3億円だという。日本経済新聞社は1876年に創業し、日本経済新聞の発行部数は現在約242万部、約1300人の記者が記事の執筆を担当している。2010年3月創刊の「日本経済新聞 電子版」の有料会員数は約60万人、有料、無料登録を合わせた会員数は400万人を突破している。
「note」では、個人の各クリエイターが文章、写真、イラスト、音楽、映像といったコンテンツを発信しており、2000年代以降に成人した「ミレニアル」世代を中心に、月間600万人超のユーザーが閲覧。
・クリエイター、コンテンツを活用し、若年層ビジネスパーソンへ訴求
両社の提携により、ソーシャルサービスを活用し若年層に影響力を持つ「note」の人材やコンテンツを、日経が運営するメディア、イベントなどにも登用するなど、お互いの強みや利点をいかして、若年層ビジネスパーソンへの積極的なリーチ拡大を図るのが目的だ。ピースオブケイク社代表取締役の加藤貞顕氏は、「今回の提携により、我々のサービスを利用するクリエイターが、ビジネスという新しい活躍の舞台を得られます。新しいものをつくる、次代のリーダーとなる人々が、活躍する場を一緒に作っていければと思います」とコメントをしている。
日本経済新聞
ピースオブケイク