こうしたリズムのズレを解消するためのデバイスが登場した。スタンフォード大学で睡眠を研究したコンビが開発したスマートアイマスク「Lumos」だ。
・特許取得済みの技術
Lumosはライトセラピーの一種を行うデバイスで、カメラのフラッシュのようなものが放出され、神経を刺激して “睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンを生成するように促す。つまり、メラトニン生成をコントロールすることで覚醒と睡眠の切り替えができるという仕組み。この技術は特許を取得済みという。
・不眠症の改善にも
また、Lumosにはセンサーが内蔵されていて、睡眠の状態を追跡する。そうしたデータの閲覧や、各種設定は専用アプリで行う。ユーザーのスケジュールに合わせてライトセラピーのカスタマイズもできる。開発元によると、時差ボケの解消だけでなく、夜型の生活習慣を修正したり、不眠症をなおしたりするのにも役立つという。しっかりと睡眠をとり、リズムを整えることで、日中の作業効率が高められるのもメリットだ。
Lumosはこのほどウェブサイトでプレオーダーの受け付けが始まり、価格は175ドル(約1万9000円)。海外への旅行や出張が多い人、シフト制の仕事に就いている人、普段から睡眠の質で悩んでいる人などはチェックしてみてはいかがだろうか。
Lumos