・ボットと会話しながら最適なフライトを瞬時に検索できる
KLMオランダ航空は、人工知能をベースとする独自のチャットボット「BB(Blue Bot)」を開発し、2017年9月以降、「メッセンジャー(Messenger)」上で、ユーザーと会話しながらチケットの検索や予約をサポートするパーソナルアシスタント機能を提供。また、2017年12月には、「Googleアシスタント」と「BB」を連携させ、スマートスピーカー「Google Home」など、「Googleアシスタント」が搭載されたデバイスを介して、目的地の気候や滞在期間などに基づき、必要な持ち物を音声でアドバイスしてくれる“荷造りサポート機能”も開始している。
これまでの取り組みや実績をもとに、音声ベースのパーソナルアシスタント機能をさらに一歩進化させたのが、このほどリリースされた新機能だ。
現時点では、英語とオランダ語の2言語に対応しており、ユーザーは、「Googleアシスタント」搭載デバイスに話しかけ、出発地や目的地、希望日などを伝えると、最適なフライトを瞬時に検索できる仕組みとなっている。
・AIアシスタントの普及がすすむ
米市場調査会社「Strategy Analytics」によると、2019年にはスマートフォンの半数以上がAIアシスタントに対応し、2023年までにその割合が90%を超えると予測。なかでも「Googleアシスタント」の市場シェアが伸びており、50%を超えているという。
KLMオランダ航空では、今後、他の言語にもこの新機能を展開していきたい方針だ。(文 松岡由希子)
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