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Start Up Volvo傘下のTerrafugia、空と陸に対応する車「Transition」を来年発売へ

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Volvo傘下のTerrafugia、空と陸に対応する車「Transition」を来年発売へ

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空を飛び、道路も走るという乗り物の開発を進めるVolvo傘下のスタートアップTerrafugiaは、2019年に市販モデルの「Transition」を発売すると発表した。

10数年越しの開発が新ステージを迎えることになる。ただ、現段階ではいくらになるのかといった詳細な情報は明らかになっていない。

・折りたたみ式の翼

空飛ぶ車の開発は現在、さまざまな企業が取り組んでいるが、Transitionの特徴は翼が折りたたみ式になっていて、空を飛び、道路も走ること。

つまり、離発着場所から最終目的地までの移動手段にもなるのだ。たとえば、街中から郊外に走らせ、そこから飛ぶということが可能になる。

・安全性を向上

2人乗りのこのマシーンは、内燃エンジンとLiFePO4を組み合わせたハイブリッド電動モーターで動く。トップスピードは時速160キロ、航続距離は643キロとのこと。

また、今回の発表では、インテリアやセーフティーシステムのアップグレードも明らかにした。具体的には、シートベルトやエアバッグを改善し、また3台のリアカメラを活用して視界アップを図っている。

Terrafugiaはもともとマサチューセッツ工科大学出身の5人が2006年に設立し、昨年Volvoを傘下に持つ中国の浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Holding Group)に買収された。この買収で開発に要する人材や資金を確保でき、これが2019年発売に大きく貢献したようだ。

空飛ぶ車はいま、多くのメーカーがプロトタイプにまでこぎつけていて、今後は熾烈な販売競争が繰り広げられることが予想される。

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