そこで今回は、これまで飛び交ってきた数々のうわさを総括。仕様、価格、発売日など、希望的観測も含めて予測してみた。
・最大の目玉はディスプレイの仕様
まず念頭に置くべきは、今年アップル社では3タイプのiPhoneリリースを予定している(とささやかれている)ということ。1台目が、大型の次世代型iPhone X(ちまたではiPhone X Plusとも呼ばれている)。史上最大の6.5インチ大型OLEDディスプレイを搭載すると言われ、今秋発売予定の中では、1番の目玉でもある。次が、5.8インチOLEDディスプレイ搭載型の“ネクスト”iPhone X 。最後が、6.1インチ液晶ディスプレイタイプ(呼び名は“iPhone 9”、または“iPhone SE2”など、さまざま)。こちらは、3モデル中最も低価格になる、と目されている。ディスプレイがどのような形になるかというのは、本年度版iPhoneにおいて、最も多く語られてきたことだ。当然ながら、多くのメディアは、OLEDディスプレイはマスト、と考えている。
LCDに戻る?
一方、別方面による分析では、アップルはやはり、LCD(液晶ディスプレイ)に回帰するのでは、と予測する向きもある。安価なLCDのiPhoneは、高価なOLEDよりも売れるはず、と見ているようだ。iPhone X最大の特徴となるFace ID(顔認識)が、次回ラインナップにどう反映されるかも、気になるところ。後継機のみとなるのか、今秋発売の全モデルが対応するのか。そのあたりの情報も、これから秋に向けて出てくるのではないだろうか。
お次は、デザインだ。3モデルのフロントパネルがTwitterにリークされたことは、先日テッカブルで報じたとおり。ベゼルは、LCDの6.1インチモデルが一番厚く、現実的な設計を体感できる。問題は、薄型傾向にあるiPhoneユーザーが、これをどう受け止めるか。iPhone最大のステイタスは、シャープで先鋭的なデザイン。価格をかなり考慮しなければ、他のモデルと比べて、見劣りする可能性は否めない。
・価格と発売日は予測つかず!?
最後は、価格と発売日。最新の予測によると、主力モデルのスタート価格は、おそらく1100ドル(約12万2000円)。購入に踏み切る概念価格999ドル(約11万円)を超えるという見解だ。しかし、反対に大幅に値下げするのでは、という意見もちらほら出ているため、これについて、はっきりしたことは言及できない。発売日は、これまでの傾向からすれば、9月中旬から下旬だが、こちらも遅れる可能性は大いにある。猛暑を乗り切り、吉報を待とうではないか。
Techable/iPhone