加熱と冷凍。このふたつは相反する作用である。だがもしも、1台の器具で加熱と冷凍ができたとしたらなかなか便利ではなかろうか。そうした製品は、すでに存在する。「FRIGONDAS」と名付けられた台所家電だ。これがあれば、たとえばピザの調理と冷凍保存をワンストップで行うことができるのだ。
・自宅で手軽に冷凍食品を
まずは、FRIGONDASで氷を作ってみよう。グラスに入れるロックである。通常の冷凍庫で氷を作ろうと思えば、2~3時間はかかってしまうはず。しかしFRIGONDASならば僅か15分で作ることができる。もちろん、缶や瓶に入った飲み物を冷やす目的で使用しても構わない。
そして、加熱。FRIGONDASはオーブンとしても活用することができる。ここでピザを作ったら、直後に同じ収納部で冷凍させることが可能だ。加熱は700W、冷凍は450Wの出力。
FRIGONDASのような台所家電に対する普通名詞はまだ存在せず、形容が難しい。ともかく、オーブンと冷凍庫を足して2で割った製品がFRIGONDASである。冷凍庫のように食材を常時収納するストレージとしては使えないかもしれないが、自宅で冷凍食品を簡単に作ることができるという点は特筆に値するだろう。
・カタログはすでに公開
FRIGONDASは形状別に4種類用意されている。現時点で商品としての販売はされていないが、公式サイトでカタログをダウンロードできる。今年のCESにも出展されたこの製品、各国のテクノロジーメディアもその革新性をこぞって報道している。
FRIGONDAS
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