それを効率化できないかという視点でエンジンメーカーRolls-Royceが開発中なのが、小型の昆虫ロボ「SWARM」だ。現在は状態チェックに活用することを想定しているが、長期的にはロボットにメンテ業務を行わせるというプランも描いている。
・内視鏡のよう
Rolls-Royceが今回公開したのは、ゴキブリのような小型ロボットと、ヘビのように細長いロボット。ノッティンガム大学やハーバード大学の協力を得て開発している。現段階では、これらのロボットにカメラを搭載してエンジンの中に送り込み、内部の映像を映し出す。まさに内視鏡のような働きをする。
・磨耗箇所の修復も
そして体内での内視鏡検査でポリープを切除するなど簡単な処置ができるように、ヘビ型のロボットには業務を行わせることも想定している。こちらは「Flare」と呼ぶプロジェクトで、磨耗している箇所の状態をまずカメラで映し出し、必要に応じて修復も行う。
Rolls-Royceは「この技術が実用化されれば、エンジンのメンテナンスが素早く行え、コストも削減できる」としている。
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