眼下に地上の風景が見渡せる大きな窓、ゆったりと並ぶソファにバー、ラグジュアリーな寝室まで設置されているという、まるで高級ホテルのような充実ぶりだ。
・全長91メートル
全長91メートルというAirlander 10が初の試験飛行に成功したのは2016年のこと。それから2年、着々と開発が進められている。Airlander 10は飛行船のような形状で、機体はカーボンファイバー製。内部はヘリウムガスが充填されて飛行船のような形状を維持している。
・3日間の豪華旅行
内装は英国のデザイン会社Design Qによって設計されていて、定員は19人(乗務員除く)。3日間の旅行が可能という。滞在型のクルーズでの使用を想定しているだけあって、キャビンは快適な空間が広がる。基本的には高級ホテルのような設計となっていて、ソファなどがゆったりと配置されている。
最も目を引くのが側面の窓で、これにより上空から地上の風景を眺められる。ゆったりとした豪華な旅といえば豪華客船があるが、Airlander 10はその空バージョンとなる。
開発元によると、Airlander 10は滑走路は不要で、あらゆるコンディションの陸地に離発着できるとのこと。陸地からのアクセスが難しいような場所にある観光名所なども上空から楽しめることになる。
旅の選択肢に「3日間のAirlanderクルーズの旅」が加わる日はそう遠くないのかもしれない。
Hybrid Air Vehicles