今回の成功を受け、同社は有人の飛行テストを早ければ年末までに行う意向だ。
・高度118.8キロ達成
テストの目的は、ロケットブースターからクルーカプセルの分離にあったが、クルーカプセルは想定された時間に点火され、見事に弾道飛行を行なった。そしてブースター、クルーカプセルもきちんと地球に戻ってきた。今回のミッション時間は約11分で、高度はこれまでで最高の38万9846フィート(約118.8キロ)。最高スピードは2236マイル(時速3598キロ)だった。
・機材は再利用
今回のテストでは、カプセル内にマネキンを設置したとのこと。ここに、ジェフ・ベゾスが描く宇宙旅行では人間が搭乗することになる。つまり、カプセルに乗ってブースターとともに打ち上げられ、途中からはカプセル単体で飛行し、眺めを楽しんだあと地球に戻ってくるという旅行になる。
ブースターもクルーカプセルも破損することなくきちんと地球に戻ってきたというのも今回のテストのポイントの一つで、これらは再利用される。
同社の宇宙旅行がいつから始まるのか、スケジュールは現段階では明らかではないが、テスト成功で一歩近づいたのは確か。打ち上げの様子はこちらのビデオで観ることができる。
Blue Origin