しかし、今回紹介するのは、人の役に立つというより“こんな発想があったか!”と思わせる植物のためのもの。なんと、搭載した植物のために、陽の当たるところに自動で移動するクモ型ロボット「HEXA」だ。
・6本足で這う
厳密に言うと、HEXAは昨年、北京拠点の開発元VincrossがクラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達し、すでに展開されているロボットだ。
HEXAはカメラやモーターを搭載し、6本足でクモのように這って動く。このロボットの特徴は単なるロボットではなくプログラミングを楽しめるということ。そして今回、植物を乗せて移動できるようにセットした。
・日陰にも戻る
この植物バージョンでは、陽の当たるところに自動で移動する。そして、たっぷり陽を浴びたと判断したらまた日陰に戻るようにプログラムされている。ユニークなのは、水やりが必要なときは足をダンスさせて人に知らせること。忙しいと植物への水やりは忘れがちだが、HEXAのアピールで植物を枯らすことがなくなりそうだ。
今回の植物バージョンは一例で、楽しみ方は自分で作り出せる。HEXAは現在、同社サイトで販売されていて価格はロボットとソフトウェアプラットフォームのセットが949ドル(約10万7000円)。ロボティクスが好きな人はサイトをのぞいてみてはどうだろう。
HEXA