生体認証を使ったセキュリティシステムなどを手がける米国のClearは、メジャーリーグベースボール(MLB)とパートナーシップを結んだと発表した。
今シーズン後半にいくつかの球場に“指紋認証チケット”を試験導入し、2019年からはより多くの球場で使えるようになる見込みだ。
・入場がスムースに
大リーグ球場に足を運んだことのある人なら経験済みかと思うが、ゲーム開始が近い時間帯は入場の門の前に列ができる。収容人数の大きな球場であればなおさらだ。
そこで、センサーに指先をかざすだけで入場できるようにして混雑を緩和しようというのが今回の取り組み。Clear 、MLB、MLBのチケットを扱うTickets.comの協力で実現した。
・物品購入も生体認証で
このサービスを使うには、まずClearのアカウントをMLB.comアカウントにリンクさせる。あとは、チケットを購入する際に「生体認証チケット」を選択するだけだ。Clearはすでに9つのチームと提携したという。
指紋をかざすだけなので入場がスムースになるほか、チケット忘れがなくなるというメリットもある。
Clearはまた、生体認証を使って売店で品物を購入できるサービスもワシントンで間もなく導入するとのこと。野球観戦に行くのに、財布もチケットも携帯しなくていい、という日が間もなくやってきそうだ。
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