最先端の自動運転技術を搭載し、運転席すら設けていないトラックで、必要に応じて遠隔地からオペレーターが操作できるという。
・レベル4の技術
自動運転技術のカテゴリーでいうと、T-logはレベル4となる。基本的にほぼすべて自動で運転を行い、特殊な状況のみ人が操作するという高度なレベルだ。このクラスには、GoogleのWaymoプロジェクト車両も入る。T-logには、LiDARやカメラ、レーダーを使ったNavidiaのDrive AIプラットフォームを採用。運転席はなく、人の介入が必要なときはリモートコントロールで行う。
・作業を効率化
Einrideによると、T-logは16トントラックで、運転席をなくしたぶん、よりたくさんの木材を積み込むことができるので効率が上がり、また車両の製造コストも下がるというメリットがあるとのこと。そしても自動運転トラックを使うことでもちろん人件費を抑制できる。4G通信を使って遠隔地からコントローラーが複数のトラックを管理するということも可能になるという。
その他スペックとしてはT-logは300kWhのバッテリーを搭載し、木材満載時の航続距離は193キロとなっている。
すでにいくつかの企業から関心が示されているようで、この先端技術が詰まったトラックが林業現場で活躍する日はそう遠くなさそうだ。
Einride