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ポルシェ、800ボルトでEV充電するステーションを独ベルリンに設置

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2019年はポルシェにとって電気自動車(EV)元年とも呼べる年になりそうだ。というのも、同社初のEVとなる「Mission E」、EV スポーツカー「Taycan」の発売が始まる。

そのビッグイヤーを来年に控え、同社はこのほど800ボルトという高電圧でEVを充電するステーションを独ベルリンに設置したと発表した。

・400キロ走行分を20分以下で

Mission EやTaycanに搭載するリチウムイオン電池を充電するときの電圧を800ボルト対応にするというのは発表されていたが、その高速充電を行うステーションの設置は初となる。

現在EV充電ステーションは世界中で普及が進んでいるが、DC急速充電タイプでも400ボルト前後であることを考えれば、今回のステーションの800ボルトがいかにすごいかがわかるだろう。

ポルシェによると、400キロ走行分の電気を充電するのに400ボルトだと出力kW数にもよるがおおよそ40〜80分かかる。しかし800ボルトだと20分以下で終了するとのこと。

・Taycanが第一号

ただし、当然のことながら車側もこの高電圧に対応するものでなければ急速充電のメリットは享受できない。ポルシェによると、2019年に登場するTaycanが800ボルトを“堪能”できる第一号となる。

今後主流となるEVを展開していくうえで、ポルシェはこうした高速充電が可能なステーションの設置も同時に進めていく考えだ。

今回設置したステーションは一度に車4台に対応し、全てのEVに無料開放している。

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