そこでオランダの航空会社KLMが開発中なのが人工知能を備え、自動走行するスマートカート「Care-E」。乗客の荷物を搭乗ゲートまで運搬するというお助けツールだ。
・搭乗券でフライトを認識
Care-Eは荷物運搬専用のロボット。搭載するカメラに搭乗券をかざすと、利用者のフライトを認識し、その搭乗ゲートまで荷物を運ぶという仕組み。
Care-Eには空港のGPSデータベースが内蔵され、またフライト情報にも常にアクセスできるようになっている。つまり、何らかの理由で搭乗ゲートが急きょ変更になってもCare-Eは対処できるわけだ。
・最大積載量は38キロ
公開されたビデオを観ると、Care-Eには機内持ち込み可能なキャリーケースを載せられるだけのスペースがある。最大積載量は38キロという。
シンプルなデザインながら、LiDARセンサーや超音波などで障害物を回避する能力を持つ。混雑することが多い空港では必須の機能だろう。
Care-Eはまだプロトタイプで、この夏JFK国際空港とサンフランシスコ国際空港でテストを行う計画とのこと。世界展開をぜひとも期待したいところだ。
KLM