Audiはこのほど、現在開発中の、鏡ではなくカメラに置き換えた“バーチャルミラー”を紹介するショートビデオを公開した。カメラがとらえた映像が車内のドアに設置されたディスプレイに映し出されるという、なんとも未来感のあるシステムだ。
・内部ディスプレイに表示
ビデオを観ると、サイドミラーがあるはずのところにサイドミラーより小さいカメラが設置されている。このカメラがとらえた映像が、ドア車内側に埋め込まれたOLEDディスプレイに映し出される仕組み。
カメラがどれくらいの範囲をカバーするのかなど詳細は明らかではないが、ビデオを観た感じでは通常のサイドミラーよりも広い範囲をとらえているように見える。
・タッチ入力対応
また、ビデオではチラ見せとなっているが、どうやらこのディスプレイはタッチ入力に対応し、カメラの角度などを指で操作できるようだ。
Audiは、このバーチャルミラーで効力係数を改善できるとしていて、実際に採用する際にはプラスアルファの機能も期待できそうだ。
ビデオではまた、ハンドル近くに設置された別のタッチスクリーンで上部から見た車の全体像などをチェックする様子も映っている。
バーチャルミラーを搭載した車は電気クロスオーバーの「e-Tron」。電気自動車、そして最先端ミラーと、まさにテックを駆使したモデルになるようだ。
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