
打ち上げからわずか3時間48分でISSにドッキングするという、これまでで最も速い“デリバリー”となった。
・軌道を2周

これは、緻密な計算のもと、軌道を2周しただけでISSをとらえたことで可能になったようだ。過去には地球を30周してようやくドッキング、ということもあっただけに2周というのはかなりの速さとなる。
・5年前は約6時間
ちなみに、これまでで最も速かった貨物輸送時間は2013年のソユーズ TMA-09Mロケットによる5時間39分。当時、6時間を切ったということで話題になったが、それから5年後に4時間弱を達成し、技術の進歩の速さを実感させる。
今回の補給機では、食料や燃料、実験に使われる材料など約3トン分が届けられた。
ISSで使用される材料や食料は特殊なもので用意するのに時間がかかり、また打ち上げも周到に用意される必要があるが、それでもISSへネットスーパーのような即配ができるというのはやはり驚きに値することだろう。
Roscosmos