そのBelugaの新型機「Beluga XL」がこのほどフランス・トゥールーズにあるエアバス社の組立工場でお披露目された。シロイルカの形はそのままに、スマイル顔になって登場した。
・社員2万人が投票
シロイルカをペイントするにあたっては、どのデザインにするか6つの候補を提示してエアバスの社員2万人による投票を実施。そして40%がこのスマイル顔を選んだのだという。
公開された画像を見ると、機首が尖って額部分がぷっくりと膨らんでいるなどシロイルカの顔の特徴をとらえている。そして、正面やや斜めから見ると、確かに口角が上がって笑みを浮かべている表情だ。
・より大きなパーツも積載可能に
今回の新型機はペイントが変わっただけでなく、名称にXLとあるように大型になっている。
機体の長さは6.1メートル長くなり、幅も1メートル広がっていて、これにより既存タイプより貨物を6トン多く積載することが可能とのこと。
Belugaは、エアバス社が欧州各地に抱える工場間の部品運搬などに活用されているが、製造する大型旅客機のパーツなどを運ぶのに、大きな貨物機が必要だったことから、大型Belugaを開発していた。
新Belugaは5機製造される予定で、初号機は今夏テストフライトを重ね、2019年からの運用を目指している。
Airbus