そのビットコインを取り扱っていたのが、テコテックの子会社である「東京ビットコイン取引所」。テコテックは2017年に全株式を売却し、「東京ビットコイン取引所」は2018年より「DMM Bitcoin」に商号変更した。
・新スタートのテコテック、セガなどに約4.3億円の増資
新たなスタートを切ることになったテコテックは、このたび約4.3億円の第三者割当増資を実施した。投資対象は、セガ・インタラクティブ、南都銀行、ベンチャーラボインベストメントが共同運営する「ナントCVC投資事業有限責任組合」や、NECキャピタルソリューション等が運営する「価値共創ベンチャー有限責任事業組合」、辻・本郷 ビジネスコンサルティングが参画する「VLI-ブロックチェーン成長企業投資事業組合」、エルテスキャピタルなど。
・仮想通貨取引で培ったフィンテック技術を活用
テコテックでは、これまで積み上げた仮想通貨取引所のノウハウを元
に、“FinTech(フィンテック、金融〈Finance〉と技術〈Technology〉を組合せた造語)”サービスの拡充を目指すという。ブロックチェーン基盤技術、トレーディングシステムの開発、株式投資管理サービス「マイトレード(取引の記録や振り返り、各種分析など個人投資家向けのサービス)」の運営などに力を入れていく。
今回の増資によって、金融テクノロジーの総合的なサービスの提供を目指していく方針だ。それぞれ業種が異なる企業の垣根を越えて展開するサービスが拡充されれば、私たちの生活の利便性向上にも関わってくる。今後の展開に期待したい。
株式会社テコテック