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運動機能障害による“手の震え”を減少させるスマートスプーンが登場 スムーズな食事をサポート

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Liftware食事でおいしいものを食べて幸せを感じる人も多いだろう。だが、運動機能障害やパーキンソン病のような疾患をもつ人にとっては、食事は喜びであると同時に、困難を伴う作業でもある。これには、手の震えが原因の1つとなっている。こうした苦労を少しでも和らげようと、新機能をもったスプーンが開発されている。

「Liftware」というスプーンで、スプーンの持ち手部分はプラスチックでできており、先端のすくう部分にドッキングさせて使用する。この持ち手部分には、手の小さな動きを感知する加速度計が内蔵されていて、ちょうどスマートフォンで写真や動画撮影する際、手ブレを防止するのと同じような機能をもっている。スプーンの持ち手部分の重量配分をリアルタイムで計測し、スプーンに内蔵されているモーターが動作して、手の震えと逆の方向に振動することで、スプーンの先端部分の安定感が増すという仕組みだ。

開発テストの結果によると、手の震えを最大75パーセント減少させる効果が見込まれるという。この“スプーン型デバイス”は、295ドルで提供中。現在のところ、先端部分はスプーンしか用意されていないが、今後フォークやナイフなど、別のアタッチメントの開発も検討しているとのことだ。

Liftware

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