・ソニーの「MESH」でプログラミング的思考を学べる
ソニーでは、「MESHプロジェクト」という企画を推進している。身近なものとセンサーなどを組み合わせてオリジナルの仕組みを簡単に作ることができ、プログラミング的思考を身につけることを目指している。これまでに、iOS、Android向けアプリケーションが登場していたが、このたび、Windows版アプリケーションの提供がスタートした。
「MESH」は、無線でつながるセンサーなどのブロックを、専用アプリ内でつないでいくだけで、センサーやインターネットを活用した仕組みをつくれるプラットフォーム。難しい電子工作やプログラミングの知識がなくても、直感的に仕組みをつくれる、このシンプルさが大きな特徴。これなら気軽に繰り返し、試行錯誤を試すことができそうだ。
・教育現場での活用に期待
「MESH」の名前は、つくる(Make)、体験する(Experience)、共有する(Share)から付けられたもの。子どもから大人まで幅広い年齢層の人が、楽しみながら体験できる。そのため、プログラミング教育、人材育成などの教育事業への活用も期待できそうだ。
小学校から大学まで幅広く利用できる、MESHの教育活用のヒントや指導例などをまとめた「教育者向けガイド」も公開されていて心強い。2020年にプログラミング教育必修化を迎える教育現場の大きなサポートになってくれそうだ。
またソニーでは、「MESH」を活用した教育事例や授業で使えるサポートコンテンツを無料で公開している。工作の車にリモートコントロールを追加した作品や、植物への自動水やり機など、工作から日常的に使えるものまで幅広い種類、200作品以上のレシピが公開されていて、ニーズに合わせて活用できる。
「MESH」は、Windows10以降、Bluetooth 4.0 (Bluetooth Low Energy)を搭載するデバイスに対応。今後ますますプログラミングに力を入れていく教育現場で、大きな助けとなってくれることだろう。
MESH公式サイト
ソニー株式会社