この記事で紹介するのは、フィルムカメラをインスタントカメラとして使うための製品「Instant Magny 35」である。富士フィルムの「チェキ」のような感じで古いフィルムカメラを楽しもう、というコンセプトだ。
・伝説の名機をインスタントカメラに
Instant Magny 35は、既存のフィルムカメラに取り付ける製品である。改造の必要は一切なく、要は互換の背面カバーをそのままはめ込むのだ。
スタンド兼用のような設計だが、このスタンドの中でレンズから取り込んだ光を屈折させ、インスタントフィルムに当てるという仕組みのようだ。使用フィルムは富士フィルム製「Instax Square instant film」。
Instant Magny 35は、5メーカーに対応する。Canon、PENTAX、Nikon、Olympus、そしてライカ。それぞれのメーカー規格に合わせた5種類のラインナップを用意している、ということだ。
特にライカM3が対応機種のリストに入っているのは驚きだ。「伝説の名機」として知られ、中古市場でも極めて人気の高いライカM3がインスタントカメラになるのだ。だが先述の通り、Instant Magny 35の設置は「改造」ではない。従って、高価なカメラの本体を作り変えてしまうということはない。あくまでも互換部品を設置するだけだ。
・膨らむ期待
既存のフィルムカメラでインスタント写真を撮ったら、それはどんな画になるのか。正直、想像がつきかねる。同時に、期待も膨らむ。「ライカM3のインスタント写真」を、ぜひ一度この目で見てみたい。
Instant Magny 35は、クラウドファンディング「Kickstarter」で778香港ドル(約1万900円)からの出資を受け付けている。
Kickstarter