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90日間使える埋め込みタイプの血糖値モニター、米FDAが認可

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米国の食品医薬品局(FDA)はこのほど、体内に埋め込むタイプの血糖値モニターを認可した。

モバイルアプリと連携するデバイスで、アプリに血糖値のデータをワイヤレス送信するというもの。最長90日間使用できる。測定する手間が省けるので血糖値管理がかなり手軽になることが見込まれる。

・5分ごとに測定


認可されたのは「Eversense」。体内に埋め込むタイプの血糖値モニターをFDAが認可したのは今回が初となる。125日間に及ぶ臨床実験を経て、深刻な副作用の可能性が1%以下ということで認可された。

Eversenseは皮膚の下で使用するデバイスで、埋め込みは医師が行う。デバイスの表面は蛍光性の物質でコーティングされ、ブドウ糖にさらされると光り、値を測定する。

測定データはすぐに連携するデバイスのアプリ(iOS、Android)に送信されるようになっていて、測定は5分ごとに行われるとのこと。つまり、血糖値の変化を細かに追うことができる。

・予測してアラートも


データはすべてアプリに集約され、血糖値の変動がグラフ表示されてパターンなどをつかみやすい。

また、かなり便利なのが、血糖値を予測して高すぎたり低すぎたりになりそうな傾向が見られるとアラートを出す機能だ。もし、ユーザーの近くに端末がない場合は、モニターそのものが振動して注意を喚起するとのこと。

糖尿病患者は近年増加の一途をたどっているが、適切に対処するには血糖値の把握が欠かせない。体内に埋め込む、ということに抵抗を感じる人もいるだろうが、一方でメリットの方が大きいと判断して活用する人も少なくなさそうだ。

Eversense

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