その車両がついに、陽の目を見ることになりそうだ。ブルームバーグの情報によると、両社は共同開発した「Pop.Up Next」の市内テスト飛行を正式に申請。政府ともども、意向表明(プロトコル)に署名した、と報告されている。
・政府も積極的に後押し
今回の署名は、あくまでプロトコルであるため、テスト飛行の正式な日にちまでは、明らかにされていない。
しかし、政府側はこのプランに対して、好意的な様子。アメリカの運輸大臣Andreas Scheuer氏は、「Pop.Up Next」について「多彩なモードで使用できる自律型車両は、新たな次元の移動性を提供します。航空機技術を研究するスタートアップ企業にも、大きなチャンスをもたらすことでしょう」とコメントしている。
・快適な次世代型輸送手段
「Pop.Up」は、モジュール式の自律車両で、2人乗り用のキャビンに、自動車モジュールやドローンモジュールを装着することができる。2017年に、ファーストタイプを公開。その後、軽量化を図り、進化版となる「Pop.Up Next」が発表された。
最新バージョンには、ライト用の8スクリューモジュール、道路上を移動するための4輪カートが補足され、3つのコンポーネントのそれぞれが、独自のバッテリーセットを実装している。
モジュールの選択は、モバイルアプリケーションから。ユーザーが希望する行く先の情報を分析し、時間や旅費、交通量などをベースに、最適な旅行モードを決定する。
テスト飛行は、バイエルン市内上空で行う予定。“空飛ぶモジュール車両”、早くこの目で見てみたい!
souce by CNET.com