ドローンなどの“脳”として活用できるチップで、これまでにない小ささのドローンやロボットの製造に役立てることができそうだ。
・画像処理は171fps
MITの開発チームは、「Navion」と呼ぶナビ用チップをこれまでも手がけてきたが、今回発表した最新バージョンはわずか20平方ミリメートル。写真を見てもらえばおわかりの通り、硬貨などよりさらに小さい。
このチップにはナビ機能が搭載されるなど、ドローンの核となる。しかも最大で毎秒171フレームのビデオを処理できるという。
・省エネタイプ
加えて、画期的なのが、省電力仕様となっていること。作動するのに24ミリワットしか必要としない。これはエネルギー効率のいいデスクランプの1000分の1の電力にあたる。
省電力であれば作動時間もそれだけ長くなり、今よりも長い時間ドローンを飛ばすことが可能になる。
小さくて、省エネ、映像処理も早いと3拍子そろったこのチップ、今後まずはミニレーシングカーなどに搭載してテストし、その後ドローンに応用することにしている。
昆虫サイズのドローンやミニカー、その他ガジェット類が今後増えてくるかもしれない。
MIT