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火災現場などで活躍するロボット「SmokeBot」はガスの有無も感知

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火災現場に消防士が駆けつけても、煙がひどいと救出や消火作業が難航する。そうし現場で状況を把握するのに役立つロボット「SmokeBot」をスウェーデンのエレブルー大学が開発中だ。

センサーやレーダーを使って建物の奥へと進み、建物内部のマップを作成したり有毒なガスの有無を確認したりして消防士の活動をサポートする。

・ネットで外部から操作


SmokeBotは、危険な現場で偵察隊の役目を負う。サーマルカメラや3Dレーダーカメラ、LiDARユニットなどをフル装備し、煙が充満しているところでも進むことができる。

操作は建物の外にいるオペレーターがインターネットを介して行う。そしてカメラがとらえた映像は、リアルタイムに送信され、マップの作成なども行われる。

万一、ネット接続が途切れた場合は、最後に通信できたポイントまで自動で戻る機能も搭載している。

・ガスの危険性判断も


SmokeBotのもう一つの重要な役割は、ガスの有無などの確認だ。ガスセンサーを搭載し、どんなタイプのガスか、そしてガスの濃度、周囲の温度なども測定できる。

このため、かなり危険なガスが高濃度で確認された場合や爆発の可能性があるとき、消防士を退避させるなど、的確な判断ができるわけだ。

ただし、現在は十分なデータを収集するのに15〜30分かかっているため、この時間を短縮できるよう開発をさらに進めているとのこと。

災害現場などで活躍するテックとしては、がれきの中に生存者がいないかどうかを探すマシーンなどがあるが、SmokeBotも同様に頼れる存在になりそうだ。

SmokeBot

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