今回紹介する「空いてるチェッカー」の開発元は、システム開発を手がけるNTC。オフィスのトイレや会議室など個室の扉にセンサーデバイスを付け、空室状況をWebでリアルタイムに確認できるという。
・従業員、管理者双方にメリット
空いてるチェッカーは「空いてるチェッカー」PCやスマートフォンなど閲覧用のデバイスがあれば、オフィス外の場所からでもチェックが可能だ。従業員が空いているトイレや会議室を探し回るといった無駄な時間をなくし、職場でのストレス軽減が期待できる。
会社の管理者としては、集約した滞在時間・利用率などの情報を分析可能になり、社内の職場環境改善に役立てられる。ビルオーナーは、トイレが空いている時間帯を把握し、清掃活動にあてるなど、ビル運用改善にも繋げられそうだ。
・センサーは小型で設置しやすい
「空いてるチェッカー」では、トイレや会議室などのドアに開閉センサーを設置することにより、ドアの開閉状態や在室状況がサーバーに送信。ユーザーはwebブラウザからリアルタイムに状況を閲覧できる。開閉センサーや温度・湿度センサーなど、何種類かのセンサーデバイスがあり、形状は小さく、シンプルで邪魔にならない。導入環境に合わせて設置が可能だ。
近年、IoTトイレへの需要が高まっており、駅などの公共施設や商業施設でも導入が進んでいる。そこで、会社への活用も検討されたという。NTTドコモを中心としたIoT推進プロジェクト『Project Linking』のノウハウを軸に開発され、法人向け格安SIMのモバイルサービスを活用することで、通常平均約2000円の通信コストを約7割程度削減達成したという。今後はAIを活用した機能拡張も視野に入れているという。
トイレ&会議室の空室管理サービス「空いてるチェッカー」開始
株式会社NTC