実は1年前に静かに導入していて、今回正式に発表した。同社によると、現在ニューヨークやサンフランシスコなどに住む約50万人がHubを利用できるようになっているという。
・他社荷物の受け取りも
日本では、マンションなどの集合住宅に宅配ロッカーが設置されているのは珍しくないが、その宅配ロッカーの設置をAmazonが展開している形だ。
Amazonはすでにコンビニ店などにAmazonロッカーを置いている。こちらはAmazonの商品だけを取り扱う。それに対し、Hubは集合住宅に設置し、そこの住人専用のものとなる。
Hub とAmazonロッカーとの最大の違いは、Hub では他の運送業者や個人の荷物も利用できること。つまり、個人がそこに住む友人に借りていたものを返すのに使うということも可能なのだ。
・管理人、住人ともにメリット
もちろん、Hubの設置は費用がかかり、マンション管理組合やオーナーの裁量で設置を決めることになる。
有料ではあるが、こうしたロッカーがあれば管理人の荷物を受け付ける手間が省け、また住人にとってもピンパッドを使って日中問わずに荷物を引き取れるというメリットがある。
近年はネットショッピングが主要な購買手法となり、そうしたサービスの利用者にとっては商品の受け取りが一仕事となっている。忙しい現代人にとっていつでも受け取りを可能にするHubが有効なソリューションであることは明らかで、設置は今後広がりを見せそうだ。
Amazon Hub