2008年から航空機専用のインターネットサービス(有料)を米国で展開しているプロバイダー「Gogo」が発表した。同社によると、新サービスでは下りの通信速度が最大で60Mbpsとなり、同社がサービスを開始した頃の20倍の早さだ。現在、航空会社9社でGogoのサービスが提供されているが、新サービスはまずVirgin America社が導入することが決まっている。
Gogoによると、現在のサービスはATGと呼ばれる通信で、地上のアンテナから機体に電波を送っている。新たに導入されるのはGTOという通信で、衛星を使った通信とATGの技術を合わせたものだ。上りの通信にATGを、下りにGTOを使い、快適な通信環境をユーザーに提供する。
空の上でも快適なネット環境を−。このGogoのサービスは米国内限定だが、機内の高速通信を“標準装備”にしてほしいという需要は日本を含め世界中にあるだろう。
Gogo