ネコの尿の量や回数、そして体重などを計測し、クラウド上で一括管理できるというもの。小売価格は2万4800円(税別)、サービス利用料として月額300円(税別)かかる。
・異変をスマホに通知
このトイレでは、尿の回数や量のほかに、体重、トイレでの滞在時間、トイレを設置した周辺の気温を計測できる。尿の回数や量が少ないといった異変をキャッチすると、専用アプリCOCORO PET(iOS、Android)をダウンロードした飼い主のスマホに通知するという仕組みだ。
このアプリは、鳥取大学農学部の岡本芳晴教授と共同開発され、特殊なアルゴリズムで異変がないかを解析する。
・個体識別バッジも
このトイレで気温を確認できるようになっているのは、トイレ設置場所が寒すぎるとネコがトイレを我慢することもあるからなのだという。
また、別売りの個体識別バッジを使うことで、最大3頭までのデータを収集・解析できる。バッジはわずか9グラムで、首輪に取り付けても邪魔にならない小ささだ。Bluetoothを内蔵し、コイン電池で作動する。こちらは3980円(税別)。
ネコも人間と同じで、近年、長寿化しているが、そうした中で腎臓関係の病気が増えているのだという。尿を分析することで、そうした病気をいち早く察知し、深刻化を防ぐのに役立てられる。
人間にとってもネコにとっても健康で長生きというのがベスト。愛猫の健康を気遣う人は要チェックだ。
シャープ