水上でもそれは同じで、ヨットをドックにつけるのはそれなりの技術が必要とされる。しかしこのほどVolvoの子会社Pentaがお披露目したのは、自動でドックづけを行うヨットだ。
・潮や風の影響を考慮
ヨットハーバーに行くと、ヨットがぎっしりと係留されていることがある。そんなところにヨットを停めるのはかなりのハンドルさばきを要する。しかも陸上と異なり、ヨットは潮や風の影響を受けやすい。
Pentaの新ヨットでは、水の流れや風などの影響を考慮しながら、もちろん周囲の状況も確認しつつ空いているスペースにヨットを安全に停めることができる。
・ハンドル触らず
この新技術を搭載したヨット、スウェーデンのヨーテボリで開催されたVolvoオーシャンレースでデモがお披露目された。
実際に自動操縦でドックづけする様子を収めたビデオが公開されているが、確かに操縦者がハンドルを触ることなくヨットがせまいスペースに滑り込んでいる。
どのようなシステムが搭載されているのか詳細は明らかではないが、車と同様にセンサーやカメラなどを活用していると思われる。そこに、水流や風などを感知して判断する技術も盛り込まれているのだろう。
陸、空、そして水上も自動操縦が当たり前の時代になりつつあるようだ。
Volvo Penta News Release