袖口にあるライトを光らせて右折や左折を周囲に知らせたり、進行方向をバイブレーションで確認したりと、サイクリストの安全確保に一役買う設計となっている。
・手の動きでライト点灯
ロンドンにあるFordスマートモビリティ・イノベーションオフィスに勤務する自転車好きの従業員が中心となり、サイクリスト衣服専門会社のLUMOと、ソフトウェア会社のTomeの協力を得て開発中だ。
このほど出来上がったプロトタイプをみると、まず目につくのが両袖口に付いているボタンのようなライト。サイクリストは右折や左折をするときに手を上げて合図するが、その手の動きを感知してライトが自動で光るようになっている。
また、背中側の下部にもライン状のLEDライトが付いていて、こちらはブレーキライトの役割を果たす。
・振動で進行方向をお知らせ
また、ジャケットはスマホとワイヤレスで連携するが、スマホの地図アプリのナビゲーションを使うとき、右折や左折を袖口のバイブレーションで教えてくれる。
サイクリストはわざわざ地図を見て確認する必要がなくなり、手元でのスマホ操作をなくせるので、安全向上に役立つ。ちなみに、ジャケットの左袖口近くにスマホを収納するポケットが用意され、カバーは透明なので必要に応じてスクリーンを素早く確認することもできる。
このジャケットはまだプロトタイプ。今後特許を申請するとのことで、商品化される可能性はあるようだ。
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