その同社が手がけたバッテリー駆動スピードボート「V20E」がこのほど、時速88.62マイル(約142キロ)を達成し、10年前に記録された水上最速スピード時速76.8マイル(124キロ)を塗り替えた。
・フォーミュラEの技術
滑走は英国カンブリアにあるコニストン・ウォーターという湖で行われ、12.8キロの距離を走った。
この小型スピードボートは、ジャガーのレース専門家とウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが協力して設計。ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングといえば、そうジャガーの電動レーシングカー、フォーミュラEに搭載されているバッテリーを設計している会社だ。
つまり、V20EにもフォーミュラEのテクノロジーが活用されていることになる。
・飛ぶように駆ける
V20Eではモーターやコントローラーなどどういったものを使ったのか詳細は明らかではない。しかし、“水上を走るレーシングカー”として相当のテクノロジーが積み込まれたようだ。
ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングがツイッターで公開した映像を見ると、さすがに速い。湖の水面を、飛ぶような勢いで駆けている。
デザインももちろん流線型で美しく、優雅ささえ醸し出している。そして滑走が終わったら、もちろんシャンパンファイト。ほぼF1のノリだ。
もしかしたら“電動ボートF1レース”というのが今後出てくるのかもしれない?
Williams Advanced Engineering/Twitter